私たちの写真家

 

人の目は本当にすごいものです。

明るい場所と暗い場所が混在するようなシーンでも、すべてを美しく見せてくれます。たとえ逆光であっても、私たちはその場の雰囲気を自然に感じ取ることができます。

しかし、写真となると話は別です。
特に難しい状況下では、実際に見たとおりには写らないことが多く、多くの方が「こんなはずじゃなかった」と感じたことがあるのではないでしょうか。
鉄道の撮影も、まさにそうした難しさを感じるシーンのひとつです。


春の千葉県・いすみ鉄道では、一面に咲く菜の花が線路を彩り、鉄道ファンのみならず写真愛好家たちも多く訪れます。

ちょうど菜の花が満開の時期に、この美しいローカル線を訪れることができ、私もいくつかの素晴らしい瞬間を写真に収めることができました。

その日、春の陽ざしがまぶしく輝いていました。
金色に咲く菜の花とカラフルな列車。その光景に心を打たれ、「この瞬間をそのまま写真に残したい」と思いました。

ですが、普通に撮影してしまうと、空が明るく飛んでしまったり、列車や菜の花が暗く沈んでしまったりと、どこかが犠牲になってしまいます。


そこで私が使ったのが、KANI Premium Soft GND 0.9 フィルターです。

このフィルターは色被りもなく、空の青さをそのまま美しく保ってくれます。
そして何より、私の目で見たそのままの風景を、自然に写真として残すことができました。

春の空気、陽のぬくもり、菜の花の鮮やかさ、そして走りゆく列車——
この撮影体験は、いつもの「あと一歩足りなかった」私の写真を、特別な一枚へと変えてくれました。


📷 写真:寿志川 靖 様

 

よく訪れる愛知県の海岸沿いには、さまざまな形の岩礁が点在しています。

この岩礁群は、天候や潮の満ち引きによってその姿を大きく変え、訪れるたびに異なる風景を楽しませてくれます。

この日も波はさほど高くなく、正直そこまでドラマチックな景色は期待していませんでした。
しかし、ちょうど夕暮れ時と干潮が重なり、ふだんは海中に隠れている岩礁が姿を現したのです。
その岩礁の存在感を引き立たせるため、長時間露光に挑戦することにしました。


砂浜のないゴツゴツとした岩場では、長時間露光が非常に効果的です。
波の動きが霧のようにふわっと写り、岩の輪郭が際立つことで、まるで夢の中のような幻想的な一枚に仕上がります。

この日は波も穏やかだったため、思い切って90秒という長めのシャッタースピードを選びました。
そんなときに頼りになるのが、KANIのND1000フィルターです。


KANIのNDフィルターは、優れた撥水コーティングが施されており、撮影中に波しぶきを浴びても安心です。
ブロアーで水滴を吹き飛ばせばすぐに撮影を続けられ、刻々と変わる光を逃すことなく捉えることができます。

さらに、色の偏りが極めて少ないのも大きな魅力で、長秒撮影時にも安心して使うことができました。


海辺での撮影には、このKANI ND1000フィルターが欠かせない一本です。


📷 写真・文:加藤 康友 様

この写真は、洋風のテーマで整えられたスタジオで撮影したものです。

装飾のシャンデリアはあえて外し、ふんわりとした黒のスカートを使って、柔らかい雰囲気を演出しました。

撮影には、**KANIの可変NDフィルター(2-64)**を使用しました。
このフィルターは、レンズに入る光の量を自由に調整できるため、現場で効果を確認しながら微調整できるのがとても便利です。

モデルの表情や、衣装に使われたレースの繊細な質感もしっかりと写り、画質を損なうことなく仕上げることができました。


📷 写真:Photographer

この写真は、洋風の雰囲気をテーマにしたスタジオで撮影したものです。

豪華なシャンデリアはあえて取り外し、柔らかくふわっとした黒いスカートを使って、独自の世界観を演出しました。

撮影では、**KANIの可変NDフィルター(2-64)**を使用。
レンズに入る光の量を調整できるこのフィルターは、実際に効果を確認しながらその場でコントロールできる点がとても便利です。

モデルの表情や衣装のレースも、フィルターを使っていても美しく写り、画質を損なうことなく繊細な雰囲気を表現することができました。


📷 写真:Silkandfire 様